にわかが道をやってくる

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プロフェッショナル 仕事の流儀 オグリキャップ 見た感想

昨晩は甘酒飲み飲み『プロフェッショナル 仕事の流儀』のオグリキャップ編を視聴。

基本的に自分は、馬に限らず物言わぬ動物と人間が心を通わせることは無いと考えるが、一方で競馬に単なるスポーツやギャンブルではない、ドラマ性にロマンを抱いてしまったり、ときに感動したりしてしまうのも確か。
そして、オグリキャップという競走馬のドラマはロマンの塊。

にわかですらない、競馬にまったく興味がなかった頃でさえも、オグリキャップの名前と、芦毛だということと、大体どんな活躍した馬かということは知っていた。そんな馬は他に類を見ないのではないだろうか。
おそらく、巷の競馬にまったく興味ない善良な市民の皆様は、サトノダイヤモンドの名前さえ知らないだろう。
ナリタブライアンやディープインパクトでさえ、同時代を生きた多くの人にとって『名前ぐらいは聞いたことある』程度止まりではないだろうか。ソースはかつての自分。

しかし、当時小学生だった自分の耳目にもオグリキャップという名前は入ってきており、引退レースで劇的な勝利を収めたということも、普通に生きていたら世間から流れてくる当然の情報として入ってきていた。
時代が違う、メディアの取り上げ方が違うと言われればそれまでだが、そんな競走馬は二度と出てこないのではなかろうか。

 

番組は、にわかファンになってから後付けで得た知識を越えるものではなかったし、88年の有馬勝ってから90年秋の現役晩年までが唐突な小渕官房長官ではしょられていたのは仕方ないけどやや不満。 おそらく当時からのファンの方は、もっともっと取り上げてほしいレースやエピソードが山ほどあることだろう。
が、オグリとともに時代を生きた人たちの証言はやはり貴重で、当時の息吹のようなものさえ感じられたり、一頭の馬にはこれだけの人たちの想いと仕事がつまってるんだなあと感銘を受けたり。総じて良い番組だったと思う。
実際の貴重映像については言わずもがな。フジテレビから映像借りてきたのは多分狙いだろうな。ライアン!はいつ聞いても笑える。

それにつけても、もう終わったと思われての引退レースの有馬記念で復活Vを遂げて花道を飾る。鞍上は若き天才武豊とか。つくづく出来すぎだろうと。
もうちょいしっかりこのドラマを当時堪能していれば、その後の人生も変わっていたかもしれないなぁ。良い方か悪い方かはともかくとして。

まあ、その数年後に有馬記念二桁着順から、一年休養して鉄砲でまた有馬記念出て、勝って引退なんて冗談みたいなこと成し遂げた馬もいるとかいう話ですが。

馬にしてみれば、経済動物として意思もへったくれもなく鍛えられ、ガシガシ走らされ、スターと祭り上げられたり、勝手に自分の姿を投影されたりとたまったもんじゃないのかもしれない。
でも仕方ない。人間にとって、そんなん最高に面白く、感動してしまうものなのだから。

さあ、週末はどんなドラマが待っているのだろうか。