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にわかが道をやってくる

競馬のこととか、競馬以外のこととか。



寄席に行ってきた 20170406鈴本演芸場 (柳家喬太郎「井戸の茶碗」)

休日だった土曜日を、原則出勤日にされるという、競馬ファンにはあまりにもむごすぎる仕打ちを甘受するしかない身となったわけだが、いつまでもくよくよしていても仕方がない。
ここは、平日に休みが出来たことを生かしましょうということで、久しぶりに寄席なんぞ行ってみた。

ブログを始めて約10ヶ月、一度も言及したことなかったが、落語は好きな方。
以前は、19時以降木戸銭が割引される新宿末廣亭へ仕事終わりでしばしば足を運んだりもしていた。
と言っても、別段落語通でもなんでもない。家事のおともに動画サイトに落ちてる落語を聴いたりもしているが、専ら柳家喬太郎、古今亭志ん生(故人)ばかりチョイスしており、他の噺家さんはあまり知らない。

上野の鈴本演芸場にて、四月上席昼の部は、喬太郎がトリを務めているということで、本日久々に行ってみようかなと思った所存。

 

出発が遅れて、開演から10分ほど経ったところで到着。

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早速入場すると、平日とはいえ四月頭、丁度すぐそばの上野公園では桜が満開の折であるためか結構な客の入り。
芸人さんらは嬉しい限りだろうが、寄席も映画館も空いてれば空いてるほど有り難いと思うクチで、前回鈴本に来た時はかなりガラガラだった記憶もあったので少しアテが外れたが、まあしゃあないかと空いてる席に座る。


喬太郎出演の寄席に行った場合、まずお目当ては絶対外れナシとして、経験上、大体他に噺家とイロモノで一人ずつ笑える人がいれば上出来ぐらいなのだが、今日はかなりの当たり回。面白い芸人さんが多かった。

なお補足すると、自分としては噺家の価値は噺に引き込まれるかどうか、そして笑えるかどうかという点のみにあると思っている。
笑えもしない噺家の腕前を評価してみたり、わかったような顔して感心してみせたりするのは落語の本質とはかけ離れてるのではないかなと。

それはさておき、4月6日の鈴本演芸場。
面白いなと思った芸人さんを備忘のために記しておこう。
メモとか控えてないし、ネットでも記録してる人見つからなかったんで、芸人さんと演目の組み合わせなんぞに記憶違いがあったらご容赦を。その場合備忘の意味がないが。


・柳亭左龍 「鈴ヶ森」
間抜けな新米泥棒の様子に抱腹。

・桂南喬 「壺算」
商人をだまして、甕を半分の値段でせしめる話。詳しくはドラえもん9巻の「世の中うそだらけ」を読みましょう。

・ホームラン 漫才
喬太郎が主任の寄席には高確率で出演しているような気がする。寄席の番組編成がどう決まってるかよくわからんけど、主任務める噺家の好みとかあるのかな?
テレビでは見たことないベテラン漫才師さんであるが、ナイツがよくネタにするような「耄碌しちゃってて違う意味で面白い」みたいな人らではなく、しっかり面白い実力者。この人らがつまらなかったのを見たことない。

・桃月庵白酒 「夕立勘五郎」
田舎訛りのひどい浪曲師のお話。当然その田舎訛りをどれだけ表現できるかが鍵なわけだが抜群すぎ。面白かった。

・橘屋文蔵 「目薬」
下ネタ馬鹿話。笑えつつも、奥さんがお尻出してる光景を想像して少しエロい気分もしてしまうのは、きっとこちらが変態だからではなく噺が上手いからであろう。

・柳家喬太郎 「井戸の茶碗」
歌わない方の井戸の茶碗。動画で数回、生でも一回拝見したことあるが、やはりお見事。
客にとって既知の情報を説明する際は、話を聞いてる側のリアクションを見せるという手法を使っているのだが、その表情から声のトーンから最高。やはり当代の名人。
噺自体も、左龍や白酒が力技で爆笑をとっていったトリということで、正統派で笑える古典を持ってくるあたり何とも憎い。


十分に満喫した後は、上野公園をブラブラ。
桜は美しい、人多杉といった感じで。

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