にわかが道をやってくる

競馬のこととか、競馬以外のこととか。



旅打ち日記 函館編①前編 函館競馬場 2018.7.14

何度目かの上空の旅。少しは慣れてきた機上にて、北の地へ向かう自分は東スポ眺めつつ焦燥していた。
羽田にて搭乗の折、遠巻きに眺めた限りでは、優先搭乗の旅客の1組に不備があった模様で、空港職員は対応にてんてこ舞い、結果として出発が20分ほど遅れるという事態に。
トラブルの内実はわからぬが、もし客の側が用意すべきものを用意していないとかであれば、便宜に時間をかけるよりすみやかに排除してもらいたいと思うのは人として間違ってるだろうか。

到着時刻が当初の予定より30分ほど遅れる旨のアナウンスを聞き、どういうわけか更に10分遅滞していることに首を傾げつつ、焦燥は更に募る。
誠に余裕のない大人で恥じ入るばかりであるが、それも無理ないところ。当初のタイムテーブルでは、9:10に函館着、9:40発の競馬場へ最短で着くバスに乗り込む算段だった。
ただでさえ待ち時間が長く、第1レースに間に合うかは微妙だったところ、更に遅れるとなると馬はどんどん走り出してしまう。
少しでも長く競馬場にいたい、少しでも多くのレースが見たいのにィとやきもきおじさん。
 



ようやく到着。
ひょっとしたらバスの側も飛行機到着の時間に合わせて出発を遅らせてくれてないかなどと淡い期待を胸に、着陸するや東京の蒸し暑さとはまるで違う気候に感動する暇もなくバス乗り場へとダッシュ。
乗るはずだったバスは、当然出て行った後だった。

少しでも早く馳せ参じたいのに、次の競馬場直行のバスが出るのは約40分後。
こりゃあかんと他の路線を調べたところ、地図上ではかなり近いところに見える湯の川温泉なる地を経由するバスが今まさに出発しようとしている。

土地鑑なく不安ではあったが、詳しくサーチする時間はない、ともかくそのバスに飛び乗り湯の川温泉へと。
で、こういう決断は大体裏目に出ると決まっている。市電で『競馬場前』から3駅隣の『湯の川温泉』駅のあたりに運んでもらえるかと思っていたところ、降ろされたのは下図の右下ピンが付いているあたり。

函館競馬場には裏門は無いということを知っていれば、北へと向かい市電に乗るという選択肢をとったのだろうが、それを知らず、とりあえず地図上緑のエリアに近づこうと西へ西へと歩く。

……てか回顧してて、単にリサーチ不足ゆえの自業自得の失敗ばかりだったような気がしてきた。

まあ、知らない土地を歩くこと自体は嫌いじゃないどこらか、大好物の所行ではある。
もう競馬始まっちゃったなあと思いつつも、まあしゃあないと切り替えてだだっ広い道路をずんずん歩く。

と、「おっ」と思う光景。

見えてきたのは洋服の青山。
アレは向正面のポケットからスタートのレースでしばしば映り込む(今年から何故か文字が消されてしまった)のでお馴染みの、あの看板ではなかろうか。
函館1200の洋服の青山と、戸塚中継所のタックルベリーといえば、二大映り込み看板として名高い。目的地は近いと気持ちが奮い立ってくる。

しかも手前には関東にもその名が轟いているハセストことハセガワストアも。
ここで兵糧を調達し、いざ戦場へ。
 



競馬場裏手に辿り着いたものの、駐車場の誘導してたおじさんに、入場門へはぐるっと回らないといけないからだいぶ歩くよと教えられ、実際だいぶ歩いて、ようやく到着。

JRAの競馬場10場目となる函館競馬場にはこうして辿り着いた。
全場制覇の感慨に浸っている暇はない。到着時点で10時半頃になっており、既に戦いの火蓋は切って落とされている。
そそくさと100円払い、戦いへと身を投じる。

やっぱり競馬場は良い。何て心地良い空気が流れているのか。
ちなみに到着時点では曇り模様だったが、ほどなく晴れ間が見えてきて、絶好の競馬日和となってくれた。

とにかく気持ちが良く、しばしぼんやり何も考えず佇んでいたいなーとか思ったりするものの、ここで繰り広げられるのは熱い戦い。
馬券師のはしくれとして、競馬場ってええなあとぼんやりしているわけにもいかない。

腹は減っては戦はできぬと、まずは腹ごしらえ。

函館名物ハセストの焼き鳥弁当。焼き鳥と名乗りつつ豚肉を使っているという、サンドウィッチマン風にいえばちょっと何言ってるかわからない一品である。
ものすごく美味。さすが大学時代を函館で過ごしていた知人がいのいちにオススメしてきただけのことはある。
が、塩でなくタレにしたのはミスチョイスだったか、結構ベタベタ手やら服やらに垂れてしまう。

うーん、飛行機の遅延からここに至るまで、どうも流れが良くないのでは。もしかしたら今日は馬券など買わず、大人しくしているべきなんじゃないだろうか。
そんな想念を振り払い、パドックへと。

きっとここからは良い日になる筈だと、自分に言い聞かせて。


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