にわかが道をやってくる

競馬のこととか、競馬以外のこととか。



エルムステークス・関屋記念 感想戦

巨星、また墜つ。

近年を代表する、いや、オールタイムレジェンドと言って何ら差し支えない名馬・名種牡馬のディープインパクトが亡くなった僅か11日後に、それと並び立つ唯一の存在だったキングカメハメハまでも永遠の旅立ちを迎えてしまった。
(言ってもGⅠ2勝で現役を終えている馬が7勝の馬に並んでなどいないと見る向きもあるかもしれないが、ここはまあ無粋な指摘は抜きで)

ディープのときにも述べたが、哀惜の想いは当然あれど、やはり彼らの時代を目撃した方々への羨ましさが先に立ってしまう。
在りし日の姿を偲んだり、現世では叶わなかった1歳年下の王者と対決するために後を追っていったんだと浪漫に身を浸したり。
そんな送りかたができる人が、ただ寂しいだけの自分としては、やはり羨ましくてならない。

そんなことを思いつつ、また土日には競馬を見る。

◆エルムステークス

④モズアトラクション
⑬ハイランドピーク
⑥サトノティターン
⑪レッドアトゥ
⑭リアンヴェリテ

稍重で足抜きが良い馬場とはいえ5ハロン58そこそこはハイペースすぎ。昨年2着のドリームキラリや北海道の鬼・リアンヴェリテといった強豪先行馬たちも持ちこたえられず潰し合いの結果に。
1番人気のグリムは先行勢から離れた中団の先頭という、文句ない位置どりかと思えたが、コーナーでズルズル下がり、そのまま加速することなく7着。レース間隔が短すぎたか、先行できない展開だと用無しなのか。見せ場はなかった。

メンバーを見て先行争いが激しくなり、直線短い札幌といえど差し・追い込み優勢になると決め打ちできれば、モズアトラクションとサトノティターンは買えるかもしれない。
が、ここ3走大敗続きのうえ勝ってた頃は逃げ・先行馬だったハイランドピークに辿り着くのは困難。競馬は難しい。
 



◆関屋記念

⑬ミッキーグローリー
⑭ミエノサクシード
⑥ソーグリッタリング
⑨ディメンシオン
⑤サラキア

すわ前が壁で終戦かと思われたミッキーグローリーが残り1ハロンの追い出しで後方から楽々全馬交わして勝利。強い。
なかなかコンスタントに使ってこれず、実力の割には実績が付いてきてない感があるがこれで重賞3戦中2勝、負けたのはGⅠでの0.2差5着のみと、秋に列強相手に一泡吹かす素地は十分と見る。

このレースで感じるところ多かった2頭。
競馬を始めた2016年、リゲルSにて会心の3連単をとらせてくれたマイネルアウラート。
その年の関屋記念を勝ち、秋のGⅠで4番人気に推されたヤングマンパワー。
白枠に入ったベテラン馬たちは片や果敢に単騎逃げ、片や好位から正攻法で挑み、結果はシンガリとブービー。

昔の名前と言われればそれまでだが、かつて躍動していた馬たちが同等の舞台で全然通じなくなってしまった現実をまざまざと見せつけられ、無常を感じずにはいられない。
そんな儚さも、また競馬の味か。


さあ今週は札幌現地。
当然馬券も解禁。つかの間、真夏の昼の夢を過ごすことにしよう。

台風来ないでね。