にわかが道をやってくる

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2019 天皇賞(秋) 感想戦

この秋最大と思われる大決戦をこの目で見届けようと、久々に現地到来。

抽選なぞ当たる筈なく、金曜の空席販売でも敗れ、開門ダッシュも検討してはいたのだが、前日夕方にキャンセルで空席出ないかポチポチやっていたところ何とかC指定席をゲット。

ゴールより1コーナー寄りなので少し見づらいが、一日競馬を楽しみ、決戦を見届けるには十分の場所。
しかも隣の席に最後まで誰も来なかったという幸運に恵まれる。

が、3レースから始めて10レースまでまったく当たらない。
まあよくあることだが、現地でザッと出走表見て買い目を決めるということにおいて、始めたての頃より確実にヘタになっているなあと。

ならばしっかり検討を重ねたメインレースは何が何でも当てねばならない。
鼻息も荒く、最終決断。

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◆天皇賞(秋)

◎②アーモンドアイ
◯⑤アエロリット
▲⑩サートゥルナーリア
△④スワーヴリチャード
△⑭ワグネリアン
注⑨ダノンプレミアム

【買い目】
3連複 ②ー⑤⑭ー④⑨⑩⑭
馬連 ②ー⑤

買い方には散々悩まされた。

まず、アーモンドアイを頭にするかどうか。ダントツ人気馬なので、馬単と馬連、3連単と3連複の差は当然小さく、万一のことを考えたら複の方が賢明だが、ただでさえ高配当は見込めない中で少しでも稼ぐために単にするべきか。
ここでリスクとリターンを見比べ、複を選んだことは、結果はともかくそう間違った判断ではない筈である。

そして個人的に大問題だったのが、ダノンプレミアムを買い目に入れるかどうか。これは現地でもギリギリまで悩んだ。
安田記念の際に見た状態のヤバさはその後のキャリアに影を落とすレベルとも思えるほどだったが、その時だけの調整ミスかもしれない。もし後者であれば当日は明らかに前が残りやすい馬場ゆえに一躍アーモンド崩しの最右翼となる。
返し馬まで見てから決めようと、ダノンを3列目に入れるパターンと切ったパターンのマークシートを用意。こんなんしたのは初めてである。
パドックと返し馬を見て、チャカつきはあったし弥生賞のときに現地で目の当たりにした弾けるばかりの駆けっぷりではなかったものの、安田記念のときよりはずっとマシと見て取り、拾うことを決意。

◎◯で決まって3頭目がいなかったら悔しすぎるので、馬連も少し抑えて勝負。

 


【着順】
②アーモンドアイ ◎
⑨ダノンプレミアム 注
⑤アエロリット ◯
⑥ユーキャンスマイル
⑭ワグネリアン △

本命アーモンドアイと対抗アエロリットが抜群のスタートを切り、まずはよしっと拳を握る。
アエロリットは他の先行馬に突っかけられることを危惧していたが、そんなこともなくすんなり先頭に立ち、速すぎず遅すぎずの勝ちパターンのラップを刻む。

一方のアーモンドアイはいっそ先行するかもなと思っていたが、サートゥルにかぶせられ、やや後退し中団でのレース。
内側のあの位置どりは初めてではなかろうか。心なしか窮屈そうに走ってるようにも見え、府中の直線で前がずっと壁はなかろうが、追い出しが遅れて不覚ということもあるのでは……と心配がよぎる。

そして直線。いやあ叫んだ。

いくら内が悪くない馬場とはいえ、最も走りやすいのは馬場の真ん中とか外側であることには違いない。
それを、最内抜け出して3馬身ぶっちぎって完勝したスーパーホースの名前を……ではない。

直線半ば、アエロリットがアーモンドアイ、サートゥルナーリア、ダノンプレミアムの3強につかまり、交わされてしまう。
ああやっぱりこの3頭が強いか……この組み合わせで決まったらしょうがないと覚悟はしていたものの、己の馬券が霧散する瞬間はいつでも胸を締めつけられる。

が、そのまま後退していくかと思われた5歳牝馬は二枚腰で食い下がり、サートゥルナーリアを差し返すという芸当を見せてくれる。
こちらは圧倒的な強さを見せつけている名牝よりも、もう一頭のヒロインの名前と、鞍上の名前を絶叫。

後に何度も録画したVTRを観たが、ユーキャンスマイル、ワグネリアンの強襲を振り切り、あわやダノンプレミアムまで差し返して2着になろうかという走りを見せたアエロリットの最後の1ハロンこそがこのレースのハイライトのように思えてならない。
(本当に2着まで来ていれば馬券的にも最高だったのだが)

他方、トレセン内の関係者にもこちらこそが現役最強と推す声が少なくなかったというサートゥルナーリアは案外な結果。
調整の問題、左回りが苦手、そもそもこの世代のレベルが高くないなど色んな論が出てきており、まあ現時点で決めつけることはできないが、次あそこに出てきたら軽視かなあ、あっちだったら本命もあるなあなどとあまり良くないオツムで考えていたり。


馬券の方は、ダノンプレミアムを拾ったのが大正解で、2週連続のGⅠ的中。

まあこちらが土曜の重賞や日曜現地で負け続けた分を幾ばくか取り返したことなどは、このレースを目の当たりにできた感動と比べたら、取るに足らぬ些事なのだが。

また来よう。この日のような興奮と感動を味わいに。




こんな長い文章をお読みいただき、その上でなお余力のある方はこちらも是非。
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