にわかが道をやってくる

競馬のこととか、競馬以外のこととか。



旅打ち日記 いまひとたびの京都編① 京都競馬場 2019.11.16

旅行記なんてものは帰路の車中には着手するのがベスト。それが無理としても戻ってからそう時間の経たぬうち、余韻がまだ残っているうちに書き上げるべきものであることは自明なわけで。

が、旅を終えてから二ヶ月も過ぎてから写真なぞ見ながら当地での出来事を思い出し思い出し書く所業は、それはそれであの数日間を追体験しているような感があり、そう悪くない。
なので、あの頃は存在すら知らなかった芸人さんのフレーズを拝借したい。

時を戻そう。



秋も深まり、冷え込みなども感じられるようになった土曜日、自分は仕事がある日なぞよりよほど早起きし、出立した。
最寄駅から私鉄とJRを乗り継いで新横浜へ、そして西へ向かう超特急に乗り込む。

のぞみに乗って勝負の旅に出るのもかれこれ5回目ぐらいだろうか。
すっかり慣れたものということで、いつもおのぼりさん丸出しで喜々として撮っていた壮麗なマウントフジの写真は今回残っていない。

まあ、単に席が通路側だったからという説があることはさておいて、フォルダを漁るに、どうやら今回カメラを用いたのは、当地に着いてから。


最初に撮った写真がコレ(というかスクショした画像だが)
ご当地モンスターに興奮したんだねぇ。


噂には聞いていたが、京都駅の人混みが外国人だらけになっていることに驚嘆しつつ、乗り換えて向かう先は淀ではなく、まずはスタンプラリー開催中のウインズ京都へ。
一年だかの短い期間での全ウインズ制覇なぞは余程の道楽者かユーチューバーぐらいしかやらないだろうが、折角なんで行ける機会があった範囲ではぺたんと押しとこうと。

いかにも京都どすえといった趣の路地の突き当たりに、場外馬券売場とはいえ雰囲気を壊さぬようにか京仕様にしてある建物が見えてくる。

とはいえ中にいる人間たちは他と変わらぬ、みやびさの欠片も持ち合わせていない御仁たちばかり。
血なまぐさい博徒たちの姿に、こちらも気合を注入され、本場へと向かう。

 


到着。二年半ぶり二回目の淀。



やっぱここはええ。
大改修が始まる前にもう一度行っておきたいということで到来したわけだが、しみじみ来てよかったなぁと。



お馴染みの円形パドック、二度目の来訪にも関わらず中央のモチノキになぜか郷愁にも似た感覚をおぼえる。



薄雲かかった空の下、緑の芝の上で躍動するサラブレッド。尊いほどに美しい。


もちろん当方、多少なりとも姿形を変える前のこの場所を思い出に刻むためだけにわざわざやってきたわけではない。
勝負をするため、そして勝つために来たわけで。



馬券を握りしめ、馬や騎手の名前・馬番号などを叫び、疾走する馬群を見つめる。
東京でも楽しめる所行ではあるが、旅先であればなお至高の時間。



まして6,000円強ついた馬連を3点で取れたりしようものなら尚のこと。
メインレースこそ外したものの、初日はまずまず上々の成果で、翌日の大勝負に弾みをつけることができた。

さあ、明日はもっとどでかい戦果をあげて、久々の旅打ち勝利を決めてやると、薄暗くなってきた空に拳を掲げ、淀のターフをあとにする。

当ブログを継続的にお読みいただいていても、この時の結果をご記憶されている方はそうそういないであろう。
自分としては、この秋のGⅠの中でもある意味で忘れがたい一戦になったりしているのだが、まあそれはまた別のお話。


夜は滋賀在住の友人と河原町へ。


夜の鴨川もオツなもの。シーワールドはどこじゃいとか軽口を叩きながら、観光客でごった返す先斗町の京都風情溢れる小路を行く。



比較的空いてた&禁煙ということでチョイスした焼鳥屋だがこれが大当たり。(自分も吸わないが、友人はドのつく嫌煙家)
食べログはそこそこだが、割とリーズナブルであることも考え合わせれば、十分名店といってよいレベルだった。次回来京の際も足を運びたい。


お値打ちの飲み屋も良いが、やはり男子たるもの京都では遊びの真髄を極めてみたい。お財布の中身的に今日の自分にはその資格はないが、明日もそうとは限らない。
ほろ酔いで宿のある京都駅付近に戻り、そびえ立つタワーを見上げて誓う。

明日の晩は、大勝負で得た大金をひっさげて舞妓はんたちとお大尽遊びじゃい、と。