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2021クラシックへの道⑮ 札幌2歳ステークス 感想戦(2020.9.6)

夏、最終決戦。

キャンセル料の鬼高い飛行機の早割などは例外として、チケットは早めに抑えておいた方が良いというのはこの世の常。
ここで年末や来春の席を確保しておけば、秋以降より熾烈になっていくふるい落としは高みの見物と洒落込めるわけで。

とはいえ、後に桜花賞を制したレッツゴードンキはこのレースで3着。ロゴタイプは4着で、あのゴールドシップも2着。
どうもここで敗れし者たちの方が後に大きな果実を得る傾向があるように思えるが、さて今年は。

◆札幌2歳ステークス

【着順】
⑬ソダシ 吉田隼
⑧ユーバーレーベン 戸崎圭
⑥バスラットレオン 坂井
⑭アオイゴールド 団野
②ヴェローチェオロ 大野

 


逃げ・先行で勝ち上がってきた馬が多く、ある程度ペースは流れるだろうと踏んではいたが、5ハロン59.2と想定以上のハイペースに。とはいえ前は厳しい後ろは楽といったことでもなく、スピードの持続力が問われるタフな展開になる。

制したのは好位から抜け出し、先頭に立っても最後まで緩まなかったソダシ。何でも白毛馬が芝の重賞を制したのは史上初らしい。
実は新馬戦を見た際に、グッドルッキングホースであるがゆえに応援したいという気持ちが芽生え、注目馬に挙げはしたものの、実際上でどれだけやれるかというのは疑問視しており、今回の人気は過剰気味かなと思っていた。
ところがどっこい、優美のみならずタフな走りを見せてくれて、こいつは思った以上にやりおるぞと。2戦目にして重賞ウイナーとなり母を越えた白く美しい御令嬢の次のステージも期待したい。

それに劣らぬインパクトがあったのが2着のユーバーレーベン。出負け最後方からのレースとなり、向う正面からロングスパートをかけてまくり上がってきて、ソダシに離されかけるも最後にまた伸びを見せて肉薄する様は見応えたっぷりだった。
牝馬でありながら、初戦に続き重賞でも父・ゴールドシップ譲りのタフさを見せてくれて、敗れたりといえども将来への期待は十分に抱ける内容。むしろ父と同じくこのレース2着からの大出世を成し遂げたりするんじゃないか……などと夢想させてもらったり。

バスラットレオンも負けて強し。前走逃げて上がり最速だったのは、どスローによる椿事ではないと証明してくれた。

今回馬券は見だったのだが、もし買うとしたら軸にしようと思っていたのが新馬戦が鮮烈だったピンクカメハメハ。前走スロー逃げからゾディアックサインが進出してくるやハナを譲るなど器用に立ち回っていたこともあり、今回はメンバー的にもまず控える形だろうと思っていたが、まさかのハイペース逃げからの逆噴射。
展開合わずに敗れるにしても、もう少し粘ってもらえないと先々に期待が寄せづらい。まあハマらないときはとことんダメというタイプもいるし、まだ見切るには早いとは思うが。


というわけで今年の北の一戦は牝馬のワンツーで決まる。今年の2歳は牝馬ばっかり勝ってる印象があるなあと思い確認してみたところ、翌日の小倉2歳Sも7月の函館2歳Sも牝馬が制しており、今のところ牡馬の重賞ウイナーは新潟で勝ち名乗りを上げたショックアクションのみ。OP戦もコスモス、ダリア、ひまわりと牝馬が制している。
ここまで来ると夏は牝馬という格言以上の優位性を感じざるを得ない。古馬にも既にその傾向があるのは今春の混合GⅠやこないだの札幌記念の結果からも窺える。どうやら競走馬全般が牝高牡低になってきているのではと、2歳戦のみならず注視してみようかと。