にわかが道をやってくる

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2021 スプリンターズステークス 感想戦

戦闘、開始。

などと、どこぞの没落貴族ばりに勇ましい台詞とともに臨む秋GⅠ開幕戦。
今年の上半期、そして9月にも散々やられた分をこの戦線でガッチリ回収、そして逆転を果たして年明けを迎えるために。

戦闘、開始。

◆スプリンターズステークス

◎⑫レシステンシア
◯⑬アウィルアウェイ
▲①シヴァージ

【買い目】
馬連・ワイド・3連複 ①⑫⑬

【着順】
④ピクシーナイト
⑫レシステンシア ◎
①シヴァージ ▲
⑥メイケイエール
⑯モズスーパーフレア

 


キャプテン渡辺氏はじめ、何人かの専門家が予測していたとおり、ビアンフェは昨年のようにモズスーパーフレアと競り合いにはいかず、今年は番手に収まる。
そして単騎逃げになったモズスーパーフレアも、いつになく(この馬場でのGⅠとしては)かなりゆるめのペースを刻んでいく。

その時点で、メインだけはハイペースで前が苦しくなり、後方から末脚にかける馬に浮上のチャンス有りというこちらの見立ては瓦解。嗚呼やはり専門家の言葉は傾聴しなきゃならんのねとガックリ。

が、項垂れるのは早かった。
ビアンフェを、そして更に前のモズをいつでも捕まえてやらんとする好位勢、ピクシーナイト、レシステンシア、ダノンスマッシュといった強豪たちとともに、さすがに中団以後からになるだろうと思われていた最内枠シヴァージの姿が。
テンはいつもどおりイマイチだったが、枠の利を活かして積極的に出していき、好位につけた模様。予想記事でも述べたように、今年に入ってそれまでよりは位置をとるようになってきていたのだが、ここまでの積極騎乗は長らくなかったこと。さすがに予想外の出方だった。

直線。何とか粘ろうとするモズスーパーフレアを、ひたひたと追撃していたピクシーナイトが残り1ハロンぐらいで一気の加速で抜かし去り、圧巻の2馬身差勝利。
次いで、やはりここでも安定の強さのレシステンシアが前を交わしていく。
そしてもう一頭、マークしていた勝ち馬にこそ置いていかれたものの、シヴァージがこういう競馬でもしっかりしまいの脚を披露。
激しい2着争いはレシステンシアが制して、これでGⅠ4回目の2着。2歳GⅠ勝ちはあるとはいえ、どこかでもう一回と応援したくなる頑張り屋さんである。
シヴァージの3着も人馬ともに讃えたい。

この展開で、好位に強い馬が複数頭いるとなると、中団より後ろの馬はノーチャンス。
結局、番手の後ろ、道中3〜5番手にいた馬での決着となる。
人によっては、GⅠなのにこんな淡々と流れて、好位勢で決まって面白みに欠けるレースと思う人もいるやもしれない。
自分も、もし馬券を外していたら同じように思っていた可能性が高い。

想定外のゆるやかなペース。
想定外のシヴァージの騎乗。
見立て違いが二つ発生して、マイナスとマイナスがプラスに転じるみたいなことが競馬にはままある。

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ワイドだけ拾えた形だが、自分で勝ち取ったというより僥倖の賜物だけに、ありがたく頂戴。
吉田隼人のちょいちょいやってくれる好騎乗にダービーではしてやられ、怨嗟の念を抱いたものだが、ここではただただ感謝。
3歳牝馬に強い相棒がいることを差し引いても、近頃活躍が目立つ男。今後も気をつけた方が良さそう。


開幕戦は望外の結果。
どうにかこの調子で、ただ一切は過ぎてゆくなんてことのないようにやっていきたい。