にわかが道をやってくる

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2021 ジャパンカップ 予想

秋の東京開催最後の、そして最大の祭りがもうすぐそこまで来てしまった。
チャンピオンディスタンスにて覇を競い、そして勝利者には3億円もの賞金が与えられる、古馬の大将決定戦。何でも来年からは1億増額されるとか。産油国でもないのに景気の良い話である。

紛れの少ない府中での、しっかり実績積んできたトップホースの戦いであることから例年固く決まることが多く、また今年もいかにも固そうに思えるが、各馬のこれまでを丹念に見ていくと存外そうならない可能性もあるんじゃないかと。
3億4億とはいかずとも、それなりに儲けられる道筋もありそうな。

◆ジャパンカップ

◎④シャフリヤール
◯②コントレイル
▲⑪シャドウディーヴァ
△⑤キセキ
△⑮マカヒキ
△⑫サンレイポケット

 


三冠に輝いた後未勝利ではあるものの、強行軍だった昨年のJCも、満を持して登場の今年の秋天も、少なくとも現役馬の中ではトップの一角と言い切れるパフォーマンスを見せてきたコントレイルがゲリラ豪雨でもない限りはまず勝ち負け、どう悪くとも3着内は固そうに思える。
初めての中3週ではあるが、臨戦ということならトライアル使って菊花賞激戦してからの中4週だった昨年の方が過酷だった筈で、ローテを理由に逆らうのも非合理というもの。

もし三冠馬に何らかの失調があった場合を除いて、上回る可能性があるとしたら筆頭はやはり今年のダービー馬・シャフリヤールだろう。
とはいえ、こちらは秋初戦の神戸新聞杯で馬場が悪すぎたにせよ全く見せ場なく敗れ、しかもそのレースに出走した者は軒並み次走で激しく調子を落としているという、ひどい不安要素がある。
ただ、この秋3歳馬たちが数々の大レースを席巻している様を見るに、この世代のダービー馬を侮ることなどできようもない。

昨年の三冠馬と今年のダービー馬、各々の強みと弱み、あれこれ散々考えを巡らせた末、出した結論は至ってシンプル。
この2頭は真っ向勝負でエフフォーリアに勝った馬と負けた馬じゃないかと。そして人気が低いのは勝った方となると、買うべきはどちらかは明白。シャフリヤールに本命印を打つことに。
もちろん競馬というものがそう単純でないことは百も承知だが、ここはそのように優劣を付けたい。(馬券は2頭軸メインになるかもしれないが)

ちなみに、馬場状態は土曜の時点では予期していたほどの高速馬場ではなかったが、まあ概ね良好な状態で、人気両馬の力が削がれる心配はなさそう。
むしろ土曜競馬後に造園課の行き届いた整備が施され、日曜にはパンパンの速い馬場に変貌することもあり得る。というかその可能性は結構高いと思われるので当日の芝レースは要チェック。もちろんその場合は更に人気2頭が盤石になる。

予想の肝は3頭目を上手く探せるかというところになるが、筆頭にシャドウディーヴァを挙げたい。
前走初重賞勝利を飾った府中牝馬Sとは相手が全く違うと言われたらその通りなのだが、あのレースでこの馬が使った脚は、アーモンドアイやグランアレグリアクラスの鬼脚を形容する時に使ってきた『違う乗り物のよう』という域に迫るものがあった。
元々府中巧者で鳴らした馬がここに来て更に一皮剥けた感があり、人気上位2頭を除けばそう見劣りしないのではないかと。
距離についても、遡ればオークスでクロノジェネシスと半馬身差ぐらいで走っていたり、実はマイルや1800よりも2000の方が結果が安定していたりと、マイラーと思ってたら大間違いの戦歴を辿ってきている。2回出て全く馬券に絡めなかったエリ女も昨年に関しては最内枠が仇となってコーナーで閉じ込められ前にも外にも出せなかったところからそれなりに伸びており、決して2200がキツいとかの負け方ではなかった。
やはり気付いてる人も結構多いようで、思っていたよりは人気しており、万馬券になると踏んでいたコント・シャフリとの3連複が前日時点で40倍切るという個人的にはまさかの低オッズなのが残念であるが、馬券的にはこの馬を軸のパターンもちょっと買って、あわよくば人気馬どっちか飛んでもう一頭もうまく拾って高配当……なんて夢を見たいと考えている。

オーソリティがかなり後ろを離した3番人気になっているが、個人的には3番手候補の中でそれほど突き抜けてるのかな……と。
例えば京都大賞典にオーソリティが出てたら(競馬場の巧拙は置いといて)ぶっちぎれるのか、逆に京大で勝ち負け争いした3頭がアルゼンチン共和国杯にいたらあそこまで離されて負けていたのか。もちろんそんなこと分かりようがないが、自分の印象では結構いい勝負ぐらいなんじゃないかと思っている。
となると妙味の面とレース間隔の面とGⅠ実績の面からオーソリティよりは京大組から選びたい。

特にキセキは今回のメンバーでは単騎逃げできる公算大。もし主張してくる者がいても楽なペースの番手ぐらいにおさまれる筈。
昨年のようなご乱心の大逃げでなく、ほど良い先行策であれば展開利が見込めそう。

前走買えなかったマカヒキをここで買うのは如何にも下手くそな感じがするが、あの復活劇を経ても特に人気しているわけでもなく、なら手を出してしまおうと。
府中のキレ勝負が向かなそうなアリストテレスよりも一発かますチャンスはありそう。何よりも主要前哨戦で勝っているという事実は大きいかなと。

最後にサンレイポケット。着差はあったとはいえ秋天で3強に次ぐ4着はそれなりに評価すべきものと考える。


さあ、あとは現地で今年最後の府中祭りを楽しみつつ、馬券の検討をすることにしよう。