にわかが道をやってくる

競馬のこととか、競馬以外のこととか。



2022 大阪杯 感想戦

「なんじゃそれ……」

全く想定していなかった光景を目の当たりにし、呆然とつぶやく。
場所は自宅のテレビ前から阪神競馬場へと変わったが、丁度一週間前の同じぐらいの時間もそうだった。

思わず手すりにもたれるように座り込む。
わざわざ高い新幹線代払って西の地へやってきて、繰り広げられた光景とは……

◆大阪杯

◎⑥エフフォーリア
◯⑦ウインマリリン
▲④ジャックドール
△⑧ポタジェ
△⑪ステラリア

【買い目】
馬連 ⑥ー⑦
ワイド ⑦ー⑪
3連複 ④⑥⑦⑧⑪

もちろん3連複はエフフォーリア絡みを厚く(ていうかそれ以外は100円だけタテ目対策)。

 


【着順】
⑧ポタジェ △
⑭レイパパレ
⑨アリーヴォ
⑩ヒシイグアス
④ジャックドール ▲

「あれぇ!? おやおや? おかしいですよ!?」
などと加藤一二三ばりの声を出してしまったのは自分だけではあるまい。

大鉄板と思われたエフフォーリアは、道中いやに後ろの方にいるなと思ってはいたが、コーナーでも全く手ごたえのない様子。どよめく場内。
直線に入ってレイパパレが逃げたジャックドールを捉え、それをポタジェ、アリーヴォが猛追という戦いに割って入るどころか、よく探さないとどこにいるか見当たらないような状態。
昨年クラシック一冠のみならず、天皇賞秋・有馬記念というレースの格もメンバー的にも紛れもない頂上決戦を圧巻の強さで制し、年度代表馬に輝いた馬は、古馬になっての初戦でまさかの凡走に沈んだ。

原因について、馬場とかペースに求める向きもあるようだが、個人的には調整ミスかこの3ヶ月ほどの間に急激に力を落としたかのいずれかだと思う。もちろん前者であってほしいと願うのは言うまでもない。
ゲートでぶつけたとか、両隣が牝馬だからコーフンしちゃったとかの後から出てきたコメントは、まあ嘘じゃないのかもしれんけど、外厩での調整が良くなかったとは死んでも言えないんだろうなぁと勘繰ってしまう。
ともあれ、久々に出てきた条件不問の名馬候補だけに、次は本来の姿を見せてくれることを期待したい。

断続的な雨に見舞われどそんな悪化していない馬場で5ハロン58.8、6ハロン1:10.9はGⅠではハイペースとは言えないが、テンの3ハロンはジャックドールにとって過去ダントツで速いペースだった。
当方、レイパパレが意外とハナをとりにいくのではと読んでいたが、そこまでではなくともアフリカンゴールドとともに積極的に出して行き、ジャックはそれを制するために脚を使った形に。
いつもはテンはさほど速くなく、ただし道中緩まない流れを作っていた彼にとって、今回は正反対のレース展開となってしまい、リズムが作れなかったのでは。それでも5着に残したのは評価すべきだろうか。

とはいえ、番手のアフリカンゴールドも7着に残っていることから、全体的には前有利な流れであったことは間違いない。
ジャックドールのリズムを崩し、自身はまんまと好位におさまったレイパパレが上回った形であるが、しまいはさすがに甘くなり、そこを好位にいたポタジェに突かれる。
両馬・両騎手とも見事なお仕事。勝ち馬に関しては前走で目を眩まされていたが、思えば元々はこういう競馬を身上としていたことを忘れてはいけなかった。

エフフォーリアをマークしていたアリーヴォと武豊は、結果としては相手を間違えた形だが、3コーナーで見切りをつけるや内をついて進出して最後は惜しい3着。
本来なら圧倒的強者であった筈の馬を徹底マークした点といい、あの切り替えといい、やはり恐ろしい御仁ではある。馬も小倉巧者と決めつけるのは危ないと思ってはいたが、GⅠでこんなにやれるレベルだったとは。
ちなみに同じくエフフォーマークだった福永ステラリアは、真後ろに入りすぎてひと足踏み遅れる形。まあそうでなくともあの脚色では掲示板が精一杯だっただろうか。


というわけで、最初は何じゃこれと呆然としたものの、ちゃんと強い馬に跨り、良い仕事をしたジョッキーが上位という結果。
そう、3頭とも年度代表馬が本領発揮できないことがあれば勝ち負けしてもおかしくない馬たちだった。全ては終わってみてわかることなのだが。

次こそはレース前に真相を解き明かしたい。