にわかが道をやってくる

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2022 日本ダービー(東京優駿) 感想戦

先週から入場規制が大きく緩和され、今週はそのマックスに近い人数が押し寄せたダービーデーの東京競馬場。
月はログインできず、火金のキャンセル出やすいタイミングでの争奪戦でも敗れ続けたものの、土曜の午前に席をもぎ取ることに成功。

普段使わない一階席、それも座席表だとゴール板を少し過ぎた場所だったため、結構見づらいかなと思っていたところ、行ってみたら特等席レベルの良席。
コイツはありがてえやとダービーデーを満喫。気前よく馬券を外しまくり、いよいよこの日の、いやこの一年の大一番を迎える。

◆日本ダービー

◎⑫ダノンベルーガ
◯⑮ジオグリフ

【買い目】
馬連・ワイド ⑫ー⑮
3連単 ⑫→⑮⑯→⑮⑯

一度の大敗で舐められすぎのGⅠ馬を絡めた3連単を遊びでちょろっと買いつつ、基本的には本命対抗の2頭に全てを託す。
が、パドックまでは見に行ける状況ではなく、また返し馬を見てから馬券を買うのでは間に合わなかったり席に戻れない恐れもあったため(ネットなど勿論繋がらない)、9R後のタイミングで購入。
んで本馬場入場、本命ダノンベルーガの返し馬が何となく元気なさげなのが気になりつつも、もはや馬の力と陣営がベストに持っていってくれたことを信じるしかない。

国家独唱、ファンファーレ、そして偉大なる12ハロンへと解き放たれる人馬たち。

 


【着順】
⑬ドウデュース
⑱イクイノックス
③アスクビクターモア
⑫ダノンベルーガ ◎
⑥プラダリア

今度こそはとばかりにデシエルトが果敢にハナに立ち、競り合う者はいなかったもののペースはそれなりに流れる。
5ハロン58.9は何気に青葉賞と同じなのだが、その後も緩まず、高速馬場とはいえ地力が問われる展開に。

さすがに今回は厳しい流れになると読んでいたか、皐月賞で積極策に出たジオグリフやダノンベルーガは中団からの競馬となり、それを後ろから見るドウデュース、更に後ろにキラーアビリティにイクイノックスという隊列に。
思えば、有力馬の中で皐月賞と同様の競馬をしたのはドウデュースのみというのはもしかしたらポイントだったのかもしれない。

直線、番手につけていたアスクビクターモアが逃げ馬を捉え抜け出していき、それを追撃する有力馬たちという構図に。
まずジオグリフが伸びを欠いて脱落。やはり距離が長かったか、この展開ではあの位置でも少し積極的過ぎたか。
そして内寄りに進路をとったダノンベルーガも、外から飛んできた2頭には脚色及ばず勝ち負けからは脱落。返し馬をみてよぎった嫌な予感が当たった形。
追い切りで攻めすぎた、仕上げすぎたとも囁かれているらしいが、それだけギリギリのところでやっているということなのだろう。
ともあれ、こちらは残り1ハロンの段階で馬券も予想も大ハズレだと悟らされることに。

となれば、やることは決まっている。
外から飛んできてアスクビクターモアを捉えたドウデュース、更に後ろから猛追するイクイノックス。
自身の的中はもう望めない身として、自然と口に出たのはあの人の名前。

「ユタカ! 残せ! ユタカァァ!!!」

そしてクビ差で勝ったのは、ドウデュースと武豊。
ガッツポーズ。万雷の拍手。ダービーレコード。好敵手とタッチを交わし讃えあう姿。鳴りやまぬ拍手。ユタカコール。
この日のために、この瞬間を見るために競馬に出会い、のめり込んだのかもしれないと、そんな気持ちさえ抱いてしまうほどの光景。
きっと一生忘れることはないんだろうなと。

後で映像観たら、直線でイクイノックスの進路を狭め、加速を遅らせたりといった芸当を見せている。まっこと恐ろしい御仁である。

目黒記念にて「ボックスにしとけば〜」とか嘆きの声をあげてダービーデイは終了。
一日経った今、凄かったなあと未だ冷めやらぬ高揚と、終わってしまった寂寥感が半々といったところ。

いつまでも余韻に浸っていたいところではあるが、まだGⅠは続くし、この週末は新たな世代のお目見えも始まる。
6度目の戴冠を果たした偉大なるレジェンドも既に向いているのは前の筈。
及びもつかぬ身の上ではあるが、せめて気持ちだけはそうあるように心がけよう。